改善活動

井戸への階段

 菜園から崖下の井戸まで下りる通路として階段を作りました。
木杭で廃材の塩ビ製ベランダデッキ材を土留めにしたもので、開拓時に掘り起こした岩などを踏み石として並べています。 急な所には縄手すりを立てるなど、ほとんど登山道のような感じです。

排水浸透設備

 ここは上下水道がありません。 浄化槽が使えればよいのですが、その先の放流先が確保できないため、排水は浸透式になってしまうのですが、縦型の浸透桝は長年の間に詰まってしまい、いずれ使えなくなってしまいます。 そこで今回は横型ピット形式の浸透設備です。
 浄化槽の放流をする場合は浸透試験などをしなくてはならないのですが、今回は費用の面から便槽汲み取り式にすることにしましたので、あくまでも雑排水のみの処理ですから浸透管は4mとしました。
 横溝を掘り透水シートを敷いたうえに穴あき塩ビ管を砂利で埋めて土中に浸透させます。 浸透管の片側に排水桝、反対側には掃除口を作り、排水管中のごみなどをワイヤーブラシなどで除去掃除することができるようにしておきます。
 浸透桝に排水管を接続するのですが、反対側には桝がオーバーフローした時の排水管を接続し崖側に配管してありますが、未だそこまで水位があがったことはありません。

鳥の餌台

 まき割りした時に出た端材で鳥の餌台を作りました。
最初、家内は木に掛ける鳥の巣箱が欲しかったようですがそれは後回しです。 カラ類が多いようなので100円ショップで買ってきたヒマワリの種を置いておいたらあっという間にシジュウカラやヤマガラが来てついばんでゆきます。
 驚かさないように窓からひっそり眺めていますが時にはデッキの上に置いたヒマワリの種も取ってゆくようです。

音響設備

 テレビをおくと非日常感がなくなってしまうので絶対置かないことにしていました。 キャンプにテレビを持っていく人はいないでしょ?
 でもラジオとか音楽は聴きたいのでなにかないかなぁ、と思っていたら、自動車の買い替えの時に外しておいた古いカーステレオがあったことを思い出しました。

 で、合板で箱を作って納めたのですが、スピーカーはアマゾンで千円ちょっとでよさそうなものがあったので購入。 昔と違って主流はずいぶん小型のスピーカーなんですね。
 小型なもんだからバスレフポートも出来合いのものをついでに買って取り付けてみたところ低音もかなり出ます。
 音源がAM/FMラジオとCDとカセットテープというのがレトロで泣けるところですが、カセットテープ/bluetoothアダプターというのがあったのでそれを差し込むとPCとかスマホに入れていた音楽も聴くことができます。
 1階の部屋には昔買ったテクニクスのコンパクトスピーカーを汎用の吊り下げ金具で梁に取付て、先ほどのカーステレオから配線しました。

 定番のBOSEなんかでもよかった気はしますが、せっかく余っているのがあったので・・・ 昔はこのテクニクスの奴は高音が伸びなくてメリハリのない感じがしていたんですが、こうやって天吊りにしてみると、なかなか低音も高音も嫌味なく出るんですね。 四角い部屋でヤマハのスタジオモニターなんかと比較してたのが悪かったのかな。  吹き抜けのあるいびつな空間で、天吊りという反響効果が出たせいかもしれません。

 ちなみにどのオーディオシステムに関してでもですが、昔はもっときらめくような音が出たような気がする・・と思っていたのですが、結局、歳をとって高音域が聞こえなくなったというのにも原因があるようです。
 
 屋外のデッキ上部にはパーゴラの板に防水型屋外スピーカーも設置し、ロータリースイッチで切り替えができるようにしました。
 こちらのスピーカーはなかなかそれらしいものが見つからなかったんですが、業務用屋外スピーカー(ラッパスピーカーなど)を出しているTOAの防滴型がよさそうだったのでそれを購入しました。 防水ではなく防滴というのがちょっと気になってるんですが軒下だから、まあいいか・・と。
 配線は壁に穴をあけてジョイントボックス越しにPF管を通します。

 ここらへんは熊が出るそうで、近所の畑に来る人はラジオをガンガンつけて作業したり爆竹鳴らしたりしてますので、それも言い訳にしたいと思います。 流す音楽は主にボサノバとかJPOPですけど・・・。

シンボルツリー

 2年目の5月8日、ツリーサークルを縁石ブロックを並べて作っていたので、真ん中にシンボルツリーを植えようと思いました。
 最初から頭にあったのはイチョウの木です。秋になると黄色に色づき、落葉した後は黄色の絨毯のように葉が積もるイチョウはそれはそれは美しいものです。
 チベットや中国を原産地として日本に持ち込まれ各地に植えられた、極東の生きた化石ともいわれるイチョウは、神社仏閣などでも大イチョウとして神聖な木とされているほか、街路樹や燃えにくいことから防火林などにも使われ、成長も早く一年に1m前後伸びるので、余命1万日を切ったであろう私でもある程度の大きさまで育てることができそうでした。

 ここの裏山にも大きなイチョウが並木状に生えている場所があるのですが知り合いからいただいた苗木数本と、平泉の道の駅で買ってきた50センチほどのイチョウの苗木1本を何カ所かに分けて植えました。
 シンボルにするのはどれが良いかということだったのですが、世界遺産平泉で買ってきたイチョウがよかろうという安易な選択で写真中央のものを植えましたので「世界遺産のイチョウ」と呼んでいます。

 大きくなりすぎると手を余すので梯子で手が届く範囲、おおよそ5~6m程度に伸びたら芯止めする予定です。
3年目(植えてから2年目)のイチョウです。大体1mちょっとの大きさになりました。
4年目(植えてから3年目)です。樹高は約2m。
 5年目(植えてから4年目)の4月中旬。約3mちょっとになりました。 今年の秋までに5m弱ほどに伸びるとそろそろ芯止めを検討していかなければなりません。 落葉がおわったら剪定して、来年で目標達成かな?

人生を楽しむためのミニマムサイズの家