芝生のこと

庭を造ったら芝生を植えたと思っていました。
岩手でも一般的には高麗芝・姫高麗芝が多いのですが、高麗芝系は暖地用夏芝なので一説では東北だと宮城県以南が北限と言われているようです。 実際の話、高麗芝は盛岡でもたくさん売られていることもあって植えられていますし、十分越冬しているのですがきれいに育つかというとこれはまた別の話。
まずは芝生の床を作ります。
もともとあった黒土の上に砂を一面に撒き敷き均し、軽く転圧します。 これは8月末ごろだったと思います。秋撒きというのはほんとは遅すぎるのかもしれませんが来年春のグリーンを願って。
準寒冷地という建前から寒地用の洋芝の種を蒔きました。 ケンタッキーブルーグラスを主とする3種混合のものですが、夏場を超えないという話もありますがまあ、うまくいけば一年中青々としているのでやってみます。値段も種で蒔くほうがずっと安いです。
二週間ほどするとパヤパヤと芽が一面に出始めます。
1カ月近くかかってこのくらいです。まだまだ地肌が見えますが良い調子だと思いません?

ところが冬が過ぎ春が過ぎた頃、それは突然やってきました。
芝生の中に蜘蛛の巣上の糸があちこちに見え始めたのです。見る見る間に枯れた部分が広がっていったのです。

 これはピシウム菌の菌糸ということが後からわかるのですが、要するに芝の病気です。 調子に乗って一生懸命に水をやりすぎたのかもしれません。病原菌ですから殺菌剤を散布するとかをちゃんとすればよかったのですが、当時その知識があまりありませんでした。 とりあえず石灰をまいたりもしたのですが弱酸性土壌を好む芝にとってアルカリ性に振れる処置は逆効果だったのかもしれません。

 ここまで育ったのに・・というのはまさに後の祭りで、自棄になって元気な一角を残しすべてはぎ取ってしまいました。

 和芝に比べて洋芝が難しいというのはこういうことだったのか・・と思い知らされたわけですが、それじゃ和芝に変更だぁーっとばかりに今度ははぎ取ったところに姫高麗芝のマットを敷きこみました。
 後から思うと高麗芝より弱い姫高麗にしたのはこれもまずかったのかもしれません。 葉が柔らかくてきれいなのは良いのですが、地元で手に入らない姫高麗芝は送料等も含めると値段もかなり高くつくことになりました。

これで2年目の初夏の芝生です。 鳥取の芝屋さんから取り寄せた姫高麗芝は目算がくるって全部に敷きこむには足りず、2,3坪空き地がでたのですが、そこは後ほど建物の工事が終わってから継ぎ足しをすることにしました。(それまでは残っていたブルーグラスが生えています。)
足りなかった部分に高麗芝を敷きこんで6月末から7月上旬になった頃、(高麗芝は地元でも安く買えることと姫高麗芝と実際あまり見た目が違わなかったこと・・・姫高麗が高麗芝の選抜種でもあるし・・・で良いことにしました。)根の活着もほぼ終わりとりあえずは一面に芝生になったのですが、いまいち物足りない感がぬぐえません。
おっと、キノコが生えている・・・ ちょっと見メルヘンチックなので良いのですが、これはヤバイ兆候です。
なんだかパッチらしきものが・・・と言っているうちに枯れ始めました。  今だったらわかる・・殺菌剤と殺虫剤の散布は必須です。
またか・・・完全に病気です。 ブラウンパッチ? うーん、よくわかんないけど殺菌剤まくか・・・。
とか言っているうちにモグラの穴ができ、ミミズの糞塚ができ・・・

えーーい、めんどくせぇー やっぱりみんなはがして原点に立ち返ってダメージがあっても復活力のある洋芝にしよう!

というわけでみんな剥いで、スミチオンまいて、殺菌剤を2種類用意してちょっと砂入れて床土入れてかき回して洋芝の種をまきました。

種の選定はやり直しです。 以前蒔いたケンタッキーブルーグラスは部分的に夏越出来なかったので、今回はケンタッキーブルーグラスとテキサスブルーグラスのハイブリッド種で商品名がファーレンハイト90というものにしてみました。

ちなみにファーレンハイト90というのは華氏90度のことで摂氏に直すと約32度くらいの気温になっても枯れないということらしいです。
日本人にとっては華氏温度はなじみがなく感覚がわからないのですが、人間が感じる一番寒い温度を0度、一番暑い温度(体温?)を100度とする温度の物差しなそうです。 なんていい加減で適当な指数でしょう。

最近では35度なんていう猛暑日があるのでどうなるかわかりませんがうまくいくと嬉しいです。
2週間前に顆粒の化成肥料まきすぎて部分部分枯れたところが出たので、「またやっちまったー」とあわてて毎日ガッツリ水まきして薄めたら復活してきています。<---で、今ここ。
 4年目の夏になります。
まだちょっと隙間あるけど2~3日で1センチくらいずつ伸びてます。
刈り高は25ミリ~30ミリくらいです。 殺菌剤まいてます。
 生えそろってからの肥料は液肥だけにしましょう。(反省)
とにかく芝生は奥がふかぁーいです。

人生を楽しむためのミニマムサイズの家