小さな休暇小屋

はじめに

 このページは半分は個人的な試行錯誤(要はDIY)の記録で、残り半分は小さい隠れ家的な家造りの紹介のために作っています。

 隠れ家といっても、ミニマムサイズな住宅や引退後の家としても必要かつ十分で、セカンドハウスやリモートオフィイスなどにも十分対応できる規模と価格、内容となることを目指しました。

 キャンピングカーやコンテナハウスやトレーラーハウスなども人気と聞きますが最終的な価格が思いのほか高価な割には小さすぎ融通が利かなさすぎ、自分だったらそういうものに7、8百万も出すんだったら似たような価格帯で過不足ない内容のものが作れるのに・・・とも思っていました。

 お題となっている休暇小屋は、実は当初両親に自由に庭いじりくらいさせてあげたいという思いで自宅から20分ほど離れた都市計画区域外の原野を安く手に入れたことから始まりました。
 別荘というほどのものではありません。小さな家庭菜園とひなたぼっこができるウッドデッキと雨風しのげて休憩できるところがあれば良いだけでしたが、成り行きでちょっと大げさになっただけです。

 でも今ほんとうに後悔しています。あと3年いや5年早く始めていれば良かったと。 いろいろな後悔がたまりにたまっています。 その反省を抱えながら、もし参考にしていただける方がいればというのが半分、やっぱり人はいくつになっても「遊ぶのが楽しい」というのが一番大事なんじゃないかという思いが残り半分、を共有したいがために公開することにしました。
 ちょっとずつ書き足してゆきますのでお付き合いいただければ嬉しいです。

                      yukiTYM

追記)
 題名の「小さな休暇小屋」や「cabanon」は、もちろん現代建築に多大な影響を及ぼした大建築家・コルビュジェの終の棲家「カップマルタンの休暇小屋(cabanon)」をパクったものであり、同様に「小さな休暇小屋」というテーマで多くの方がHPなどでご自分のセカンドハウスやアイディアなどを表現されているのも承知しています。

 やっていることは、cabanonへのオマージュであり、よく国内の建築家や設計に携わる人が、飼っているペットにコルビュジェからとった「コル」という名前をつけていたりするのと同じ線上のことにすぎないわけですが、私は建築家でもありませんし、そのような大それた比較や引用をするものではありません。
 ただ「終の棲家」という想いにはシンパシーを持たざるを得ないのです。

 これは年齢に関係あるのかどうかはわかりませんが、周囲や足元に自然や季節の移り変わりを感じながら、新しい好きなことができることがとても大事なことに思われるのです。

 ですからただ単に「ミニマムな小さな家」だけではなく、現代に生きる我々には譲れないある程度の快適性、かつ、思い切れば普通の誰にでも実現できそうな「小さな家」をベースにして、そのうえで「こんなことができました」というのも表現したかったわけです。
  
 私ができることはたかが知れているわけで、庶民の私がほぼDIYでやっていることですから、ふところの限界も体力の限界も、さらには能力の限界もあります。家族の同意も必要です。
 やれる範囲内で、いろんな情報を参考にしながら思いついたことをやっているにすぎません。 ですから巨匠とはまったく縁がありませんが気持ちだけでも "Le cabanon" であり「小さな休暇小屋」であるということでお許しいただけたらと思います。

  

人生を楽しむためのミニマムサイズの家